フィンランド航空、ストライキで運航中止?18日以降も未定 / 2009年11月17日

 フィンランド航空(AY)によると、労働組合(Finnish Airline Pilots' Association)との協議が決裂したことで、AYの操縦士が現地時間11月16日0時1分からストライキを開始した。ほとんど全ての定期便が運航中止となっている。日本を含む長距離路線では、15日の現地発から運航しておらず、機材が到着しないことから16日の成田、関空発も運航を中止。現時点で17日のヘルシンキ発成田線と関空線まで運休が決まってori
、18日の成田、関空発も運航できない。19日以降は未定であるものの、組合側の計画は22日までといい、影響が拡大する可能性もある。

 AY日本支社では、募集型企画旅行については催行中止、個人客と業務渡航については「できる限り延期をお願いしている」ところ。ワンワールドメンバーである日本航空(JL)など他の航空会社への振り替えも進めているものの、ヘルシンキ発着の他の路線も運航を中止していることから、振り替え先の航空会社の就航地からヘルシンキへの座席が確保しにくく、むしろイタリアやスペインなど他のデスティネーションの方が取りやすい状態という。冬はオーロラのシーズンだけに、プロモーションに注力しているAYにとっても旅行業界にとっても大きな痛手。「次の協議のスケジュールは不明」だが、早期の解決に期待がかかる。