フランス 文化省職員のストライキ 観光名所が閉鎖に / 2009年12月 4日

フランスのルーブル美術館やベルサイユ宮殿など世界的な観光名所が、文化省の職員のストライキによって続々と閉鎖される事態となり、世界各国からの観光客でにぎわうクリスマス・シーズンを前に混乱が広がることも予想されます。

3日、閉鎖されたのは、パリのルーブル美術館や凱旋(がいせん)門、ノートルダム大聖堂の一部、それにパリ近郊のベルサイユ宮殿など、フランス各地の観光名所です。フランスのサルコジ政権は公務員の大幅な削減を進めていますが、文化施設に勤める文化省の職員も削減の対象となっており、これに反発する労働組合が次々に施設の閉鎖に踏み切ったものです。パリでは、すでに先週からオルセー美術館や国立近代美術館などが同様に職員のストライキによって相次いで閉鎖されており、これで代表的な観光地の大半が閉鎖される事態となりました。ミッテラン文化相は職員削減を断行する姿勢を崩していませんが、労働組合側は政府が譲歩しなければ、年末までストライキを続行する構えも見せています。日本を含め世界各国からの観光客でにぎわうクリスマス・シーズンを前に、世界的な観光名所が続々と閉鎖される異例の事態となり、今後ストライキが長期化すれば混乱が広がることも予想されます。

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http://www.nhk.or.jp/news/k10014194411000.html