アメリカン航空CEO日本航空のワンワールドとの提携維持決定に対してコメントを発表 / 2010年2月 9日

アメリカン航空CEOジェラルド・アーピィー、日本航空のワンワールドとの提携維持決定に対してコメントを発表

米国テキサス州フォートワース発?アメリカン航空(本社:米国テキサス州フォートワース)は、本日、日本航空がアメリカン航空およびワンワールド(oneworld)アライアンスとの提携維持および拡大を発表したことを歓迎し、会長 兼 最高経営責任者(CEO)、ジェラルド・アーピィー(Gerard Arpey)による次のコメントを発表しました。

「このたびの決定は日本航空と日本国政府にとって重要なものであり、日本航空の多くの利害関係者や、日本の国益、日米間の旅行者にとって、最適な決断だったと考えています。私は先日、他のワンワールド加盟航空会社の幹部と共に、日本航空の稲盛和夫 会長と大西賢 社長を始めとする新経営陣の皆様にお目にかかり、日本航空が今後、再建への道を拓くにあたって、支援を惜しまないという私共のコミットメントを改めてお伝えさせていただきました。私共はそのコミットメントに基づき、日本航空による再建努力を支援させていただけますことを、心待ちにしております。」

この支援は、日本航空が11の世界有数の航空会社で構成されるワンワールドにおいて、価値ある対等なパートナーであることにより、最も重要な市場へのネットワークを同社と共有することから始まります。例えば、日本から北米、南米、欧州、アジア、豪州の主要市場への乗り継ぎにおいて、ワンワールドは20市場のうち16の市場で他のアライアンスより強固なネットワークを日本航空に提供しています。「ワンワールドのクオリティは比類のないものです」とアーピィーは述べています。

アメリカン航空と日本航空は、現在、共同事業の策定へ向けて注力しています。これは、日本航空に対し、ワンワールドが今日もたらしている安定性を上回る収益拡大の機会をもたらすものです。

アーピィーは続けて、次のように述べています。「今後数日中に、アメリカン航空は日本航空の新経営陣と協働し、太平洋間における独占禁止法適用除外(ATI)を米国運輸省(DOT)へ申請するための申請書を整えます。このATI申請は、DOTがATIを付与するにあたって判断基準とする消費者利益と競争促進の基準に叶うものであると確信を持っています。ATIの取得は、アメリカン航空と日本航空が日米間路線において共同事業を運営するための道を拓くものとなります。」ATIの取得により、両航空会社は、消費者の選択肢を拡大させるとともに、提携関係を深めることで新たな収益をあげることが可能となります。

「アメリカン航空とワンワールド加盟各社、その中でも特にブリティッシュ・エアウェイズとカンタス航空は、事業提携の拡大と、重要かつ新たな収益を生むための援助、再建を成功裏に遂行するにあたっての支援を通じて、日本航空とこれまで以上に強固なパートナーシップを構築し、協働していけることを楽しみにしています」とアーピィーは述べています。アメリカン航空を始めとするワンワールドの3社はこれまでに、日本航空に対して今後3年間で20億ドル相当の事業提携効果をもたらす計画を提示しています。

ワンワールド(oneworld)について
ワンワールドは、世界を代表する航空会社で構成されます。その他の加盟会社は、日本航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイ・パシフィック航空、フィンランド航空、イベリア航空、ラン航空、マレブ・ハンガリー航空、カンタス航空およびロイヤルヨルダン航空、および約20 のアフィリエイト航空会社も含まれます。アフィリエイト航空会社にはアメリカン・イーグル、香港ドラゴン航空、ランアルゼンチン航空、ランエクアドル航空、ランペルー航空があります。これに加え、ロシアS7航空が2010年に加盟した場合の規模は、以下のようになります。

*就 航: 約150 の国と地域の約750 空港

*一日あたりの便数: 約 8,500便(出発便)

*空港ラウンジ: 約 550 空港で提供(プレミアム顧客向け)
*年間旅客数: 約 3 億3,000 万人
*従業員数: 約300,000 人
*機 体 数: 約 2,500 機
*総 収 益: 約 1,000 億米ドル/年