米政府は短期の観光や商用のためビザ(査証)なしで米国に渡航する外国人から、電子渡航認証システム(ESTA)の申請手数料として10ドル(約890円)の徴収を始める。手数料はオバマ大統領が4日署名して成立した「旅行促進法」に盛り込んでおり、6カ月以内に導入の見通し。
日本や欧州諸国など米国の「ビザ免除プログラム」参加国の旅行者が対象。これらの国民は90日以内の滞在が目的の場合はビザなしで米国に入国できるが、事前にESTAを通して氏名や生年月日などを登録し、渡航許可を受ける必要がある。これまでESTAの申請は無料だった。
米、ビザなし入国に手数料 短期の旅行者などから10ドル
米国大使館ESTA(エスタ)申請公式ウェブサイト