日本航空、国際線11地点から撤退へ / 2010年4月29日

日本航空は、国内線と国際線合わせて45路線を廃止すると発表した。今年9月末から来年9月にかけ順次実施する。名古屋(小牧)空港を含む4空港については国内線の全便を廃止し、完全撤退する。 

日本航空の路線規模は、2008年度比で国際線が約4割、国内線が約3割縮小することになる。不採算路線から撤退し、運航規模を縮小することでコスト削減を図る。

撤退する路線は国内が中部国際空港?仙台、関西国際空港?福岡など30路線。国際線は成田?サンパウロ、中部?バンコクなど十五路線を廃止する。

一方、都心への交通アクセスが良い羽田便については、10月の発着枠拡大をいかして国際線を増やす。金浦(韓国)、北京、香港などの路線は便数を2倍前後増やすほか、サンフランシスコ線は成田から羽田に振り替える。羽田の国際線は現在の1日5便から14便に増える。

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