(4月17日00時現在、以下すべて日本時間) 民間航空機の運航が認められていない空域は、イギリス(スコットランドをのぞく)、ベルギー、オランダ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、エストニアの国々と、フランスとドイツ、ポーランド、チェコの一部。フランスはパリの全空港を含み、シャルル・ド・ゴール空港も離発着できない。同様にドイツはデュッセルドルフ、ケルン、ハンブルグ、ベルリン、フランクフルト周辺など、ポーランドではワルシャワ空港を含む地域が対象となっている。 日本発の欧州線は、ロンドンとアムステルダム線に加えて、16日はパリやフランクフルト、ミラノ、ヘルシンキ、コペンハーゲンへの路線でも欠航が発生。成田空港ウェブサイトのフライト情報によると16日は成田発だけで合計13便が欠航し、関空や中部の路線と合わせると数千人規模の旅行者に影響が出ているものと推測される。一方、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)のミュンヘン線や、アリタリア?イタリア航空(AZ)のローマ線は運航された模様。 17日の見通しとしては、JLとNHがロンドン、パリ、フランクフルト、アムステルダム(JLのみ)について発着便ともに欠航を決定。LHも成田と関空のフランクフルト線の欠航を決めている。空港側では、パリの空港は少なくとも17日17時まで、ドイツは無期限で閉鎖されると発表されており、ミュンヘンも17日03時には閉鎖される予定という。ヒースローも少なくとも17日16時までの閉鎖が決定。フィンランドでは、18日21時まで全空港の閉鎖が決まっている。
<続報>欧州便の欠航で混乱続く?12ヶ国・地域で運航制限