ラオス:ビエンチャン特別市における凶悪事件の連続発生に伴う注意喚起 / 2010年4月22日

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2010C108

1.2010年1月下旬からビエンチャン特別市内において、これまで見られな
 かったけん銃などの凶器を使用した強盗殺人事件等の凶悪犯罪が連続して
 発生しています。主な被害事例は以下のとおりです。
(1)深夜、男性2人と女性1人がオートバイで帰宅途中、オートバイに乗っ
  た2人組の男に発砲され、男性1名が即死、他の1名は重体で、女性は足
  を撃たれた。

(2)オートバイを盗もうとしている間に持ち主に見つかったため、けん銃
  を使い強奪した(2件発生)。

(3)オートバイを強奪されそうになった兄弟を助けようとした男性が胸を
  撃たれて死亡した。

(4)ひったくられた婚約者のネックレスを取り返そうと追跡した男性が銃
  で撃たれて死亡した。

2.被害場所は、トンカムカム市場、中国市場、ラオ・アイテック(商業施
 設)、ナンプー広場等と広範囲にわたり、時間帯も深夜・早朝が多いもの
 の、夕方や午後8時の時間帯に発生している事件もあり、発生時間帯の特
 定は困難です。

3.また、最近、以下の手口による強盗も増加しています。
(1)人気のない場所で、突然オートバイが車に接近し、事故を起こす。車
  の運転手が、中から出てくると同時に、オートバイの仲間が凶器で車の
  運転手を脅す。

(2)事故の被害者を装って道に倒れており、運転手が見つけて車から降り
  たところを、凶器を持った仲間が襲う。

4.つきましては、このような事件被害に遭わないように、以下の防犯対策
 を参考に十分注意してください。
(1)貴重品や装飾品等は人目に付きやすいところに携行したり身につけた
  りしない。

(2)深夜の単独行動は避けるとともに、交通量の多い大通りを通行する。

(3)不自然な交通事故に遭ったときは、車両から出ることなく、保険会社
  か同僚・知人にすぐに連絡する。

(4)車両を運転する際は、全てのドアの施錠を確認する。

(5)犯罪被害に遭ったときは、無理な抵抗は避ける。

  ラオスについては別途「危険情報」が発出されていますので、その内容
 にも御留意ください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
 ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在ラオス日本国大使館
  住所:Road Sisangvone, Vientiane, Lao People's Democratic Republic
  電話: (856-21) 41-4400?3
  FAX : (856-21) 41-4406
  ホームページ: http://www.la.emb-japan.go.jp