成田国際空港(千葉県成田市)は5月27日、第1・第2旅客ターミナル内の飲食店を6月1日より全面禁煙すると発表した。 同空港が進めるターミナル内公衆エリアにおける受動喫煙防止対策の一環で、原則的にすべての店舗での喫煙が禁止される。「非喫煙者と喫煙者の双方がより快適に空港を利用できるようにするため」の施策だという。 ただし既に「完全分煙」を実施している一部の飲食店は当面の期間例外で、喫煙場所から非喫煙場所にタバコの煙が流れ出ないよう天井まで壁などの仕切りがあり、喫煙場所に十分な排煙機能を備えた店舗では喫煙できる。対象店舗の店頭には分煙表示を掲出する。 一方、現在設置されている喫煙所では引き続き喫煙が可能。喫煙所は第1旅客ターミナルに18カ所(一般エリア9カ所・制限エリア9カ所)、第2旅客ターミナルに16カ所(一般エリア7カ所・制限エリア9カ所)を設けている。 空港ターミナルと飲食店などの全面禁煙は欧米を中心に進んでおり、アメリカでは2005年よりほぼすべての空港で実施されている。国内の空港では成田空港が初めて。
成田空港、飲食店を全面禁煙に?国内空港では初めて