1日の外国為替市場で円高・ドル安が加速し、円相場は一時、昨年12月以来約7カ月ぶりの高値となる1ドル=87円台半ばまで上昇した。2日発表の米雇用統計の悪化を見込み、海外ファンドなどが円買い・ドル売りに動いた。
世界経済の先行きへの慎重な見方が広がり、主要国の株価が下落、米国の長期金利は低下基調にある。日米金利差が縮小していることも、円買い・ドル売りの背景になっている。
円高加速、一時87円台半ばに 7カ月ぶり高値