スウェーデン:首都ストックホルムにおける爆発事件の発生に関する注意喚起
1 報道によれば、12月11日(現地時間)午後4時50分ごろ、スウェーデン の首都ストックホルム中心部のドロットニング通り(Drottninggatan)で、 クリスマス前の買い物客でにぎわう中、連続して2回の爆発があり、1人が 死亡、2人が負傷する事件が発生しました。 最初にオーロフ・パルメ通り(Olof Palmes Gata)との交差点付近でガ ス缶を積んだ自動車が爆発し、数分後に約300メートル離れたブリッガル 通り(Bryggargatan)との交差点付近で2度目の爆発が発生しました。2 上記事件の背景は現時点では不明ですが、爆発の直前に、スウェーデン のアフガニスタン派兵やスウェーデン人作家が過去にムハンマドの風刺画 を描いたことを引き合いに犯行をほのめかす内容の電子メールが、同国の 警察及び報道機関あてに送付されたと報道されており、同報道ではこの事 件との関係も言及されています。 また本件は、現地治安警察の発表によりますと自爆テロの可能性が高く、 同国のビルト外相はテロ事件であるとの見方を示しています。3 ついては、スウェーデンに渡航・滞在される方におかれては、テロ事件 や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努 め、テロの標的となりやすい場所(不特定多数が集まる場所、政府・警察 関係施設、公共交通機関、観光施設など)を訪問する際には、周囲の状況 に十分注意を払うなど慎重な行動をとるようにしてください。 また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切 な安全対策を講じられるよう心掛けてください。 さらに、緊急事態に備え、連絡手段を常時確保できるよう心がけてくだ さい。4 なお、欧州におけるテロ事件発生の脅威については、10月4日付広域情 報「欧州地域:欧州におけるテロ事件等の脅威に関する注意喚起」も御参 照ください。5 また、爆弾事件に関しては、以下も併せて御参照ください。(1)2010年6月3日付け広域情報「爆弾テロ事件に関する注意喚起」(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」(3)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策 Q&A」 (パンフレットは、 http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)(問い合わせ先) ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140 ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/ http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版) ○在スウェーデン日本国大使館 住所:Gardesgatan 10, 115 27 Stockholm 電話:+46-8-579-35300