安全上のお知らせ(外国人襲撃事件の多発に伴う注意喚起)
1. 12月6日(月)、モスクワ市内においてサッカーチーム「スパルタク」のロシア人サポーターが、カバルダ・バイカル共和国(南部コーカサス地方)出身者との乱闘において射殺される事件が発生しました。 その後、ロシア人の若者集団(目撃者によれば、「スパルタク」のロゴ入りグッズを所持していた)に中央アジア諸国(キルギス、ウズベキスタン、アゼルバイジャン)出身者が襲われ死傷するという、報復とも思われる事件がモスクワで連続発生しております。2. 上記事件に関連して、当地においても11日(土)、ヴィテブスキー鉄道駅前に数千人ものサッカーサポーターと民族主義者が集まり、無許可でセンナヤ広場までデモ行進を敢行しました。 その途中、一部のデモ参加者が暴徒化し、コーカサス出身者が運転する車両数台に対して窓ガラスを破壊したり、運転手を引きずり出して暴行を加えるなどの暴力行為へとエスカレートしました。3. 今後、サッカーサポーターの若者と民族主義的なスローガンを揚げる諸団体が一体化し、攻撃対象が外国人全体へと広がることが懸念されております。 皆様方にあっては「自分の身は自分で守る」との心構えを持ち、 * 夜間の外出は出来る限り避けるとともに、外出の際は複数人で行動する。 * 目立つ服装は避け、外出先での派手な行動は慎む。 (特定のサッカーチームのレプリカユニホーム等の着用は、状況によりフーリガン等の注意を惹く場合があります。) * サッカーチームのサポーターと思われる若者集団には近づかない。 * デモが実施されている付近へは、絶対に近づかない。 等に配意し、細心の注意を払い行動するようお願い致します。