インドネシア:ムラピ山(中部ジャワ)等の火山活動に関する注意喚起 / 2010年12月 6日

1.12月3日、インドネシア火山地質災害対策局は、10月26日以降断続的に
 噴火活動が続いていたムラピ山(中部ジャワ州)の警戒レベルを最高の
 「レベル4」(厳重警戒)から1段階下の「レベル3」(警戒)に引き下げ
 ました。しかし、依然として噴煙の噴出や降灰等が懸念されることなどか
 ら、同対策局は地域住民に対し、同山の火口から2.5kmの範囲内で活動は
 行わないよう呼びかけるとともに、土石流による二次災害の危険が依然と
 して高いことから河川付近での活動には十分注意するよう警戒を呼びかけ
 ています。

2.つきましては、インドネシアの中部ジャワ地域への渡航・滞在を計画さ
 れている方は、警戒レベルは引き下げられたものの、上記の勧告を踏ま
 え、ムラピ山には近づかないようにしてください。また、常に最新の情報
 を入手して同山周辺地域への渡航の安全性を慎重に検討してください。な
 お、12月3日現在、ジョグジャカルタ空港は開港していますが、ボロブド
 ゥール寺院遺跡等の周辺観光施設は、安全確保等のため一時的に閉鎖措置
 がとられている模様ですので注意してください。万一、火山活動に伴う何
 らかの災害に巻き込まれるような状況に遭遇した場合は、速やかに在イン
 ドネシア日本国大使館まで連絡してください。

3.なお、東ジャワ州にあるブロモ山は依然として火山活動を続けており、
 警戒レベルは引き続き最高レベル(レベル4(厳重警戒))にあります。
 インドネシア国内の火山の活動に関する情報は、インドネシア国家防災庁
 (BNPB)のホームページ( http://bakornaspb.go.id/irw/ )やインドネ
 シア火山地質災害対策局(PVMBG)のホームページ
 ( http://www.vsi.esdm.go.id/ )でも入手できますので、併せご参照く
 ださい。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
 ○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
              http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
 ○在インドネシア日本国大使館(在ジャカルタ総領事館)
  住所:Jl. M. H. Thamrin No.24, Jakarta 10350, INDONESIA
  電話:(市外局番021)3192-4308
     国外からは(国番号62)-21-3192-4308
  FAX :(市外局番021)3192-5460
     国外からは(国番号62)-21-3192-5460
  ホームページ: http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html