大韓航空、ソウルへの臨時便2便を運航、羽田線は大型化?帰国需要増加で / 2011年3月16日

大韓航空、ソウルへの臨時便2便を運航、羽田線は大型化?帰国需要増加で

大韓航空(KE)は3月16日、成田/仁川へ臨時便を2便、運航する。韓国への帰国需要が増加しており、これに対応するもの。現在、空港では帰国を希望する人々がスタンバイ状態であり、今回決定した臨時便はボーイングB747-400型機を使用するが、既に満席。状況を見て、もう1便を運航する可能性もあるという。3月17日も3便の臨時便の運航を予定しており、それ以降については状況にあわせて決定する。

また、3月16日の羽田/仁川線の定期便も大型化して運航。従来は187席のB737型機であるが、280席のエアバスA330型機を使用した。KEでは3月15日から、日本発韓国行きの片道普通運賃を、従来より大幅に引き下げて、便宜をはかった。また、発券済みの日本発着航空券については3月22日まで、旅程変更への対応や手数料を免除している。

なお、KEでは3月17日から3日間、仁川/成田線の旅客便および貨物便で救援物資を支援する。輸送するのは、1.5リットルのミネラルウォーター・ペットボトル6万本と毛布2000枚など。KEでは2004年の中越地震や2008年の四川省大地震、先月のニュージーランド地震でも救援物資を支給している。KEでは大規模災害発生時における緊急人道支援は、航空会社としての社会的責任ととらえ、今後も支援活動をする意向だ。