「はやぶさ」飛来
東北新幹線「はやぶさ」5日にデビュー グランクラス、人気も一級品
昨年12月に全線開通した東北新幹線の東京?新青森間(713・7キロ)に5日、新型車両E5系「はやぶさ」がデビューした。新青森駅では午前6時10分、勇壮なねぶたばやしに送られ、上り一番列車「はやぶさ4号」が東京に向けて出発し、三村申吾・青森県知事らが見送った。
最高時速300キロで走り、両駅を「はやて」より10分早い最短3時間10分で結ぶ。両駅を1日2往復、東京?仙台間を1往復する。
13年春には最高速度を国内最速の時速320キロに引き上げ、東京?新青森間は最短3時間5分に短縮される。JR東日本が新幹線の新型車両を導入するのは97年12月以来14年ぶりだ。
一方、東京からの新青森行き下り一番列車「はやぶさ1号」の出発直前の午前8時4分ごろ、ホームから60代ぐらいの男性が先頭車両前の線路上に転落。出発は7分遅れの午前8時19分になった。ホームでは出発式が行われており、約1500人の鉄道ファンで混雑していた。男性にけがはなかった。さらに、はやぶさ1号は、午前10時55分ごろ、二戸?八戸間で緊急停止した。9号車のトイレ内で乗客が誤って非常通報ボタンを押したためとみられる