日本航空、国際線で一部減便、機材小型化も 地震で需要低下 / 2011年3月30日

日本航空、国際線で一部減便、機材小型化も 地震で需要低下

 日本航空(JL)グループは、一部の国際線と国内線で一時的に減便や機材小型化を実施する。東北地方太平洋沖地震による需要の低下にあわせたもの。国際線は4月に成田発着10路線、羽田発着1路線、関空発着2路線で実施。また、国内線は臨時便の運航を優先するもので、羽田発着の札幌線と沖縄線を一部欠航する。

 JL広報部によると、3月11日から3月末までの旅客数は、当初計画比で国際線が25%減、国内線が28%減となっており、3月全体では15%減で推移。4月以降も「厳しくなることは分かっている」といい、座席供給量の削減を決定した。対象路線は1日に複数便を運航しているなど代わりの移動手段がある路線とし、「極力ご迷惑をおかけしないように配慮した」という。座席供給量は、有効座席キロ(ASK)ベースで震災前から5.5%減とする計画だ。