米航空局がボーイング737の緊急点検命令、穴開き事故受け
国土交通省:4航空会社に点検指示 ボーイング社事故受け
飛行中の米サウスウエスト航空のボーイング737?300型機の天井に穴が開いた事故を受け国土交通省は6日、国内の4航空グループ会社に対し737型の類似モデルの航空機について、天井のリベット付近に亀裂がないかどうか点検するよう指示する耐空性改善通報(TCD)を出した。対象は46機で、3万5000回を超えている飛行回数の多い5機については5日以内の検査を求めた。
国内の航空会社は同型機を所有していないが米連邦航空局(FAA)が5日、737?400型機と500型機の検査も求める緊急の耐空性改善命令を出していた。
サウスウエスト航空機は1日、高度約1万メートルで機体の天井に幅30センチ、縦1.5メートルの穴が開き、緊急着陸した。外板の接合部のリベット付近の亀裂が原因とみられている