空港の放射線検査、オーストリアやドイツ、トルコでも実施
東日本大震災による福岡第一原子力発電所の事故の影響で、オーストリアやトルコ、ドイツでは空港で放射線検査を実施している。オーストリア航空(OS)によると、ウィーンで成田発便の旅客に対し、個々に放射線検査を実施。トルコ航空(TK)によると、イスタンブールでも日本発の大阪を含む全便の旅客に検査を実施している。また、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)によると、フランクフルトで成田発便の旅客に対し、希望者に放射線検査を実施している。 一方、放射線検査の取り止めや検査を緩和する空港でてきている。エーペックスインターナショナルによると、インドネシアでは3月22日から、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港とバリのデンパサール国際空港で日本からの渡航者と荷物を対象に放射線検査を実施していたが、3月31日現在、空港でのチェックは実施されていないという。 また、タイ国政府観光庁(TAT)によると、4月6日現在バンコクのスワンナプーム国際空港では日本からの直行便の一部に対し、放射線簡易検査を実施。便により検査を実施しない場合もあるという。