JR大阪駅:全面開業...30年ぶりリニューアル
大阪駅30年ぶり大改装、商業施設と巨大ビルに
新しいJR大阪駅と南北の駅ビルで構成する「大阪ステーションシティ」が4日、全面開業した。駅舎は約30年ぶりのリニューアルで5代目となり、一日約85万人が乗降する西日本最大のターミナルが生まれ変わった。北側に新築した「ノースゲートビルディング」に入るJR大阪三越伊勢丹などがオープンし、初日から約50万人の来館者でにぎわった。
同シティは、ホーム上空に東西180メートル、南北100メートルの巨大ドーム屋根、その下に南北のビルをつなぐ橋上駅舎や連絡通路を設置。改札内のコンコースを広げ、エスカレーターやエレベーターを増設したほか、8カ所に広場も作った。
ノースゲートビルディングには、他に専門店街「ルクア」、関西最大級の映画館などが入る。既存ビルを増床したサウスゲートビルディングは、テナントの大丸梅田店が売り場を拡大した。
初代大阪駅は1874(明治7)年開業。今回の工事は04年から着手し、今年3月にサウスゲートビルディングが開業、4月に橋上駅舎の運用が始まった。総事業費は約2100億円。