中国にハローキティのテーマパーク、サンリオ
サンリオ、中国・杭州のテーマパーク発表 本格展開へ
【杭州(浙江省)=菅原透】サンリオは8日、「キティ」などのキャラクターを使ったテーマパーク事業を中国で本格展開する方針を明らかにした。同日、浙江省に中国大陸で初めての施設開設を正式発表。今後も自ら出資せずに、現地企業へのライセンス供与という形で、施設を複数展開する方針だ。所得水準が向上している中国の消費を取り込む。
同日、杭州市内で開いた発表会に出席した辻邦彦副社長は「(2002年から)関連グッズの代理店販売を始めて以来、中国内でのブランド力も高まった」と中国でのテーマパーク事業の狙いを説明。複数の企業からライセンス供与を望む声があるため、同様の施設を増やす意欲を見せた。
第1弾となる「ハローキティパーク(仮称)」は不動産開発大手、上海銀潤(上海市)が杭州市近郊に建設する。投資額は15億元(約190億円)で14年に開業する予定。