アイスランド噴火:影響で250便キャンセル
アイスランド南東部のグリムスボトン火山の噴火による噴煙のため23日から24日にかけ、英スコットランドと欧州などを結ぶ航空機約250便がキャンセルされ、約400人が英エディンバラ空港で夜を明かした。今後、北アイルランドやスカンジナビア半島を発着する便を含めて、500?1000便がキャンセルされる可能性があるという。
噴煙はロシア方面と、英北部を通過してノルウェーなどに向かうとみられる。
アイスランドの火山噴火で英北部行き一部欠航
アイスランド南東部のグリムスボトン火山で21日に起きた噴火による火山灰の影響で、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)など欧州の航空会社は23日、英北部のグラスゴーやエディンバラなどスコットランド地方の空港を発着する24日の航空便の一部を欠航とすることを決めた。
英BBC放送によると、BAはロンドンとスコットランド地方を結ぶ便の運航を24日午後2時(日本時間午後10時)まで停止する。KLMオランダ航空はグラスゴーなどを発着する同日の便を欠航とした。英運輸当局は、24日朝はスコットランド地方に発着する航空便の多くが欠航となると語った。
昨年4月にはアイスランドの別の火山の噴火で欧州の航空網がまひ状態になったが、英航空当局は現時点では、昨年のような大混乱は起こらないとみている。