日航、ボストン便を開設 成田に8年ぶり新路線
日航、8年ぶり国際線の新路線 来年4月に成田?ボストン線運航
日本航空は27日、2012年4月から成田空港と米ボストンを結ぶ新路線を開設すると発表した。日航の成田発着の新路線開設は8年ぶり。昨年1月に会社更生法の適用を申請したのを機に規模を縮小してきたが、新型旅客機を使い顧客開拓に乗り出す。
今秋以降に導入する予定の米ボーイングの新型旅客機「787」をボストン線に採用する。5月末まで週4往復、6月から週7往復に拡大する。所要時間は12時間50分?13時間40分。ビジネス客や東海岸の各都市への乗り継ぎ需要を見込む。
アジアとボストンを結ぶ直行便は前例がない。従来は大型機でなければ乗り継ぎなしに飛べず、座席数に見合う旅客を確保できなかった。787は中型機だが大型機並みの航続距離があるため、「一定の採算が見込めると判断した」(日航関係者)という。
10年度に不採算路線からの大幅な撤退や減便を実施しており、便数ベースで国際線を4割、国内線を3割減らしている。