チリ:外国人旅行者の盗難被害の急増に伴う注意喚起
1 チリは、中南米諸国の中では比較的治安が良いと言われてきましたが、最近、外国人旅行者が置き引き、スリ、ひったくり等の盗難被害に遭うケースが急増しています。特にアントファガスタ州カラマ市においては、2011年1月から10月までの邦人被害件数が、在チリ日本国大使館に報告されたものだけで6件も発生しており、中には邦人被害者がケガを負わされたケースもあります。2 被害報告によれば、主な盗難被害発生場所は、サンティアゴ市とサン・ペドロ・デ・アタカマ市間の長距離バスの車内、カラマ市のバスターミナル及びその付近のレストランで、報道等では犯罪グループはすきがありそうな外国人旅行者を常時物色しているとのことです。その他、レストランやバー等の飲食店でも同様の被害が急増しており、こちらにも注意が必要です。3 つきましては、チリに入国の際は、治安が良い国だから犯罪の被害に遭わないだろうといった心のすきを作ることなく、目立つ服装や行動は取らない、貴重品を始めとする持ち物は常に肌身から離さない、常に周囲に気を配り警戒していることを相手に悟らせる等の防犯対策を十分心掛けてください。