ユーロ急落、100円割れ迫る 10年半ぶり水準
外国為替市場でユーロが再び下落基調になってきた。29日のロンドン市場では欧州債務危機に対する不安が改めて強まり、ユーロ売りが加速。対円で一時1ユーロ=100円06銭と2001年6月以来、10年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。年明け以降も欧州国債の大量償還や格下げ観測を手掛かりにユーロ売りが続くとの見方が根強い。対ドルに加え対ユーロでの円高が長期化すれば、企業業績を悪化させる懸念がある。