JAL、B787は成田/モスクワ、ニューデリー、羽田/北京線に
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日本航空(JL)は来年導入予定のボーイングB787型機を成田/モスクワ、ニューデリー、羽田/北京線に投入する計画だ。新機材の投入で需要と供給のバランスの最適化をはかるとともに、ビジネス需要を取り込み、競争力の強化をめざす。
JL社長の大西賢氏は12月8日の記者会見で、成田/モスクワ、ニューデリー線について「ある程度距離があり、かつ中規模需要の地点で、業務渡航目的での利用が比較的多い」ことを理由としてあげた。また、羽田/北京線は「業務渡航比率が高く、商品戦略上、競争力強化を目的」として導入するという。
JLは2012年4月22日に開設予定の成田/ボストン線でB787型機の導入を決定しており、今回の発表で導入路線は4線となる。B787型機の受領は2月中の見通しで、3月末から各路線に順次導入していく。
また、大西氏は年末年始の予約状況について「国内線、国際線ともに前年を超える予約率となる見込み」とした。国際線ではハワイやグアムといったリゾート路線が好調で、満席に近い予約率だという。また、東南アジア、中国、台湾でも「前年を大きく上回るご予約をいただいている」とした。タイの洪水の影響については、11月中旬を境に「お客様同行は状況が好転してきつつある」という。国内線では東北・北陸方面が「前年を大きく上回る予約率」とした。