エコの光、渡月橋照らす 9日から嵐山花灯路
京都・嵐山花灯路
京の冬を光で彩る「京都・嵐山花灯路」の試験点灯が8日、まだ紅葉の残る京都市の嵯峨嵐山地域で行われた。初めて採用したLED(発光ダイオード)による省電力の光が渡月橋を明るく照らした。
京都府、京都市、京都商工会議所、京都仏教会などによる推進協議会が開く嵐山の花灯路は7回目で、今年は9日から18日まで催される。竹林の小径(こみち)などの散策路を約2500基のあんどんで照らし、周辺名所もライトアップする。
渡月橋では午後6時にライトを点灯し、山裾を背にほんのりと橋が浮かび上がった。節電のため、渡月橋では省エネのLEDを採用し、使う電力を9分の1に削減した。竹林でもあんどんの明かりがともり、観光客が本番を前に冬の散策を楽しんでいた。