バリ島(インドネシア):テロリスト容疑者射殺事件の発生に伴う注意喚起
1 報道によれば、18日午後9時過ぎ(現地時間)、バリ島のデンパサール市西部(Gunung Soputan通り)及びサヌール地区(Danau Poso通り)の二カ所において、インドネシア国家警察対テロ部隊(DENSUS88)が、尾行していたテロリストグループに対して一斉取り締まりを行い、テロリストグループとの間で一部銃撃戦となり、同グループ5名が射殺されました。射殺された5名の中には、メダンのCIMBニアガ銀行強盗事件の指名手配者も含まれており、同グループは、バリ島においてテロ行為及び外貨両替所や宝石店等への強盗を行うことを計画し、そのためすでに何カ所かの下見を行っていたとのことです。2 事件が発生した現場を含む地区は、外国旅行者や外国人も多数滞在する地域の一角で、依然としてテロリスト2名が銃器を持って逃走中との報道もあります。現地治安当局は警備を強化していますが、今後、テロ事件等が発生する可能性も否定できません。3 ついては、インドネシア・バリ島に渡航・滞在する方は、過去に爆弾テロ事件が発生したようなナイトクラブ・ディスコ等のテロの標的になるような大勢が集まる場所には可能な限り近づかないようにするなど、身の回りの安全確保に十分留意するとともに、爆発等のテロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策を講ずるよう心がけてください。