ラオス:ビエンチャン特別市における凶悪事件の多発に伴う注意喚起
1.最近,ビエンチャン特別市内において,拳銃などの凶器を使用した強盗事件等の凶悪犯罪が、特にこの半年間に多発しています。主な被害事例は以下のとおりです。(1)ビエンチャン特別市サイセタ区タートルアン村のレストランから出てきた被害者グループ(男女7名)にオートバイで近づき,いきなり被害者グループのうち1名の女性の額に拳銃をつきつけ,被害女性が所持していたハンドバッグを無理やり奪おうとした。拳銃を突きつけられた被害女性がハンドバッグを取られまいと抵抗したところ,威嚇のため犯人が拳銃を上空に向けて発砲したすきに,被害者グループ全員がレストラン内に逃げ込み,難を逃れた。(2)ビエンチャン特別市サイセタ区タートルアン村のレストランから出てきた被害者グループ(男女6名)にオートバイに乗った男性3名がフルフェイスのヘルメットをかぶったまま近寄り,いきなり拳銃を突きつけ,被害者等が所持していたハンドバッグを強奪。犯行中,被害者のうち1名が抵抗したところ,犯人は拳銃を地面に向けて発砲した。犯行時間は1分ほどで,犯行グループは犯行後,速やかに逃走した。なお、本件と上記(1)とは,近接した時間帯と地区で,同様の手口によって行われた強盗事件であるため,警察は同一犯である可能性があるとして捜査しているが,現在のところ犯人は捕まっていない。(3)ビエンチャン特別市シコタボン区にある銀行に銃を持った犯人が押し入り,銃で行員と警備員を脅して現金を奪い,バイクに乗って逃走した。2.上記以外にも,ビエンチャン特別市内において,同じような拳銃を使用した強盗事件等が発生していますが,被害場所はシコタボン区,チャンタブリ区,ナサイトン区等と広範囲にわたっており,時間帯は深夜に多く発生しています。3.つきましては,ラオス、特にビエンチャン特別市内に渡航・滞在を予定されている方は、くれぐれもこのような事件被害に遭わないようにするために,以下の防犯対策を参考に十分注意してください。(1)貴重品や装飾品等は人目に付きやすいところに携行したり,身につけたりしない。(2)夜間の外出は避けると共に,やむを得ず外出する際には,交通量の多い大通りを通行する。(3)車両で移動する際は,全てのドアの施錠を確認する。(4)万が一拳銃使用の被害に遭った時は,無理な抵抗は避ける。○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ) 住所:東京都千代田区霞が関2?2?1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3496○外務省領事サービスセンター(海外安全担当) 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/ http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)○在ラオス日本国大使館 住所:Road Sisangvone, Vientiane, Lao People's Democratic Republic 電話: (856-21) 41-4400?3 FAX : (856-21) 41-4406 ホームページ: http://www.la.emb-japan.go.jp