日航と全日空、国際線のルート変更 ミサイルに備え
日本航空と全日本空輸は9日、北朝鮮が「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルの発射実験が予告されている12?16日に、落下が予想されるエリアを通過する国際線計9便の飛行ルートを変更すると発表した。
日本航空はフライト時間が5?20分程度、全日空は10分程度延びる可能性があるとしている。
両社によると、ルートを変えるのは成田とマニラ、シンガポール、ジャカルタを結ぶ路線。日本航空が1日4便、全日空は1日5便のルートを変更する。
フィリピン航空当局が打ち上げ予告期間の午前6時?午後2時(日本時間)、落下予定となっているルソン島東の沖合の航路を制限するのに対応した。
同じくミサイルの一部が落下すると予想されている韓国南部の西の沖合では、両社とも飛行ルートがないため影響はないとしている。