全日空:国内線でのコーヒー無料が復活 LCCと差別化
全日本空輸は、国内線普通席でのコーヒーの無料サービスを6月から約2年ぶりに復活する。国内線サービス全体を大幅リニューアルするのを機に、乗客から要望が強かったコーヒーの無料提供を再開し、飲み物はすべて有料の格安航空会社(LCC)にも対抗するのが狙いだ。
全日空はコスト削減などから、10年3月末で国内線普通席の飲み物の無料サービスを終了。無料で飲めるのは水やお茶などに限られていた。しかし今回、無料サービスの対象にアートコーヒーと共同開発したオリジナルブレンドを加える。国内線では今年からLCCが続々参入し、競争激化が避けられないことから、無料提供のコーヒーにもこだわり、差別化を図る考えだ。
全日空は11日、国内線サービスを6月からリニューアルすると発表。プレミアムクラスに傾斜角度が130度になる新シートを導入するほか、人気料理人と共同開発した機内食などを提供する