台風4号が北上、各地の空港で那覇便欠航相次ぐ / 2012年6月18日

台風4号が北上、各地の空港で那覇便欠航相次ぐ強い台風4号は18日午後6時現在、沖縄本島の東の海上を北北東に進んでいる。

気象庁によると、19日夕から20日朝にかけて九州から関東地方に接近し、上陸する恐れがあり、警戒を呼び掛けている。

同庁によると、中心の気圧は955ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40メートル。台風が上陸した場合、6月の上陸としては2004年以来となる。太平洋高気圧が北に張り出している影響などで、日本列島を通過するルートになりそうだという。

19日午後6時までの24時間に予想される降水量は、いずれも多い所で、四国400ミリ、近畿、東海300ミリなど。局地的には1時間に80ミリを超える大雨も予想されている。また、大潮の期間にあたるため、同庁は高潮にも注意が必要としている。

 台風4号の影響で、日本航空は18日夜の段階で、19日朝の那覇―羽田便など計3便(18日午後5時現在)の欠航を決めた。全日空は天候を見ながら19日早朝に判断する。

 また、18日、関西空港と大阪(伊丹)空港発着の那覇便計12便が欠航。19日も那覇、鹿児島便など計8便の欠航が決まっている。JR西日本も19日、京都・大阪と和歌山を結ぶ特急「くろしお」計22本を運休する。

 那覇空港では18日、発着便計79便が欠航し、約7100人が足止めされた。福岡、鹿児島、熊本空港でも欠航が相次いだ。海の便も熊本港(熊本市)―島原港(長崎県島原市)、北九州―東京などの各フェリーが運航を取りやめた。19日も竹田津港(大分県国東市)―徳山港(山口県周南市)などの便で欠航が決まっている。