エミレーツ航空、エアバスA380機内で携帯電話が使えるサービスを提供開始 / 2012年10月13日

エミレーツ航空、エアバスA380機内で携帯電話が使えるサービスを提供開始 エミレーツ航空
世界初エアバスA380機内で携帯電話が使えるサービスを提供開始
?機内通信サービスで業界初を達成?

 

エミレーツ航空(本社:アラブ首長国連邦・ドバイ、会長:シェイク・アハメッド・ビン・サイード・アルマクトゥーム殿下、以下エミレーツ)は、世界で初めてエアバスA380型機の機内で乗客が自身の携帯電話を使って通信できるサービスを提供することを発表しました。

 今回導入した新しいサービスは、機内携帯通信サービス・パートナーであるOnAir社との提携により実現したもので、これによりエアバスA380型機の乗客は、飛行中でも自分の携帯機器を使って通話やモバイルデータ通信をお楽しみいただけます。エミレーツのエアバスA380型機内では、すでにOnAirのWi?Fiインターネット接続サービスが利用可能で、今回の携帯電話利用サービスは従来のWi?Fiサービスに加えられます。

 OnAirのモバイルシステムは、乗客が自身の携帯通信プロバイダーを通じてEDGE/GPRSに接続することで、機内でも地上と同じように自分の携帯電話で電話の発着信やテキストメッセージの送受信を行うことができます。OnAirシステムの全機能を搭載したエミレーツのエアバスA380型機の初便は、10月2日にドバイ国際空港からミュンヘン国際空港に向けて飛び立ちました。
 なお、エアバスA380型機からの初めての機内通話は、ペルシャ湾の上空11,500メートルで中国へ向けて発信されました。

 エミレーツのコーポレート・コミュニケーション商品・出版・デジタル・イベント部門担当副社長のパトリック・ブラネリーは、次のように述べています。
 「当社ではすべてのフライトにおいて、お客様の期待を上回るサービスを提供することを目指しています。それは、数々の賞を受賞している客室乗務員の機内サービスや、スカイトラックス賞の世界最優秀機内エンターテインメント賞を受賞した「ice」機内エンターテイメント・システムを提供するだけに留まらず、旅行中も地上の家族や友人、職場の同僚と通信したいと思うお客様のご要望にお応えすることだと考えます。当社では、1993年に世界初の乗客向け衛星電話サービスを開始してから、昨年エアバスA380型機にWi?Fi接続システムを導入するに至るまで、最新の機内サービスと通信機能を提供することがお客様の旅行において重要な要素であると、一貫して考えてきました。今後も最新の技術への投資を継続し、お客様が楽しんで頂けるよう機内革新の限界に臨んで参ります。」

 エミレーツは長年に渡り、常に機内設備の革新を行い、機内通信サービスの分野において業界標準を確立してきました。

 1993年:業界で初めて、全エアバス機に機内電話を設置
 1994年:業界で初めて、全エアバス機に機内ファックスを設置
 2003年:業界で初めて、機内でBBCのヘッドラインニュースの文字放送を提供開始
 2006年:全航空機の全クラスで電子メールおよびショートメッセージサービスの送受信システムを導入
 2008年:業界で初めて、機内携帯電話通話サービスを他社との提携により提供開始
 2011年:OnAir社とともに、エアバスA380型機で機内Wi?Fiインターネット接続サービスを提供


 エミレーツは世界最多のエアバスA380を運用する航空会社で、2008年8月の同機の初導入以来、1,000万人を超える乗客を運び、累計飛行距離は1億5,000万キロメートルを超えています。3,000人を超えるエアバスA380専属の客室乗務員が乗務し、来年早々には最新の設備を備えた世界初のエアバスA380専用ターミナルがドバイ国際空港に完成する予定です。OnAirのモバイルシステムは、今後納入されるすべてのエアバスA380型機に装備され、現在運行中の25機にも随時搭載予定です。