全日空(NH)は2月7日付で、3月末までのボーイングB787型機の運航見合わせの継続を発表した。NHによると、2月は国際線194便、国内線553便の欠航を決定しており、国際線で1万2000名、国内線で3万400名、合わせて4万2400名に影響が出る見込み。3月は国際線220便、国内線461便を欠航し、国際線で1万800名、国内線で1万4700名、計2万5500名に影響が出る予想とした。
同社では長引く影響を踏まえ、3月に退役する予定だったエアバスA320型機の退役時期を遅らせて対応する計画を検討。来年度に3機受領予定であるボーイングB777型機の受領時期を前倒しするよう、交渉することも検討しているという。
一方、日本航空(JL)は2月4日付けで2月末までの運航見合わせを発表しており、欠航は国際線で28便、影響人数は2560名を見込む。3月中の運航については現在検討中で、近日中に発表する予定とした。