シリア:ダマスカスにおける爆発事件の発生に伴う注意喚起 / 2013年2月12日

1.報道によれば,2月10日(現地時間),シリアの首都ダマスカス市中心部にあるアルヌース広場で,自動車爆弾が爆発し,市民2人が負傷,現場周辺の駐車車両10台が破損しました。アルヌース広場は日中買物客で賑わうサーリヒーエ通りの北西端に位置し,在シリア日本大使館(2012年3月21日以降一時閉館中)の北東約600メートルの地点にあります。また,同日,同市北部のルクヌッディーン地区で,男が爆弾ベルトを起爆させて爆死しました(一般市民への被害なし)。

2.2011年3月以来,シリアでは,首都ダマスカス周辺のほか,アレッポ,ダラア,ハマ,ホムス,イドリブ等の地方都市においても,反政府勢力と治安部隊との衝突や武装勢力による襲撃が発生しています。また,ダマスカスをはじめとする複数の都市では爆弾攻撃等も発生し,多数の死傷者が出ています。2012年8月20日には,アレッポ市で取材中の邦人ジャーナリストが銃撃に巻き込まれ死亡する事件も発生しています。

3.外務省は,2011年4月26日付で,シリア全土に対して危険情報「退避を勧告します。渡航は延期してください。」を発出しています(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=51#header )。引き続き,シリアに滞在されている方に対し,退避を勧告します。また,シリアへの渡航は,どのような目的であれ延期してください。
取材活動であっても,現在のシリア情勢下にあっては,不測の事態に巻き込まれる可能性が高く非常に危険です。シリアにおける取材について,報道各社等に向けて4回に亘り注意喚起を出していますが,フリーの報道関係者の方も含め,別紙(http://www.anzen.mofa.go.jp/attached2/attached_syria20120903.pdf )を踏まえ,シリアへの渡航を自粛してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連) 
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2306
○外務省 海外安全ホームページ:
 http://www.anzen.mofa.go.jp/ 
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地大使館連絡先)
○在ヨルダン日本国大使館内在シリア大使館臨時事務所
 住所:Between 5th and 6th circles, Foeg Halezon Street, Basin No.21 North Abdoun, Amman, The Hashemite Kingdom of Jordan
     (P.O.Box 2835, Amman, 11181 Jordan)
 電話:(市外局番06)5932005
     国外からは(国番号962)-6-5932005
 FAX:(市外局番06)5931006
     国外からは(国番号962)-6-5931006
 URL: http://www.jordan.emb-japan.go.jp/index_j.htm