ニュージーランド航空、関空運休へ?チャーターなど対応検討も
ニュージーランド航空(NZ)は10月1日以降、関空線を運休する方針だ。円安傾向を含めた収益性の低下などが原因という。すでに旅行会社や予約済みの旅客に対する説明も開始している。
NZは関空線について、ショルダーシーズンにあたる現在も減便を実施。6月から9月にかけては運航を再開する予定だが、10月以降については無期限で運休するという。
NZ広報担当によると、関西地域など関空周辺地域の需要に対しては「具体的な計画はない」ものの、チャーターの増便などを検討。また、全日空(NH)の国内線路線網を活用し、成田線で需要を取り込んでいく考え。このほか、NZでは震災後の需要、成田線を関空経由として三角運航していたが、こうした対応も可能性はあるという。
なお、関空にとってはオセアニア線がジェットスター航空(JQ)のみとなる痛手。新関西国際空港の航空営業部では「正式に(決定事項として)聞いたわけではない」とし、今後の対応も未定とコメント。
ただし、「チャーターベースでの対応ができないかといった可能性も考えられていると聞いている」といい、まずはNZ側の検討状況を注視していく考えだ。