マレーシア航空、成田/コタキナバル線開設、10月末から?関空線は運休 / 2013年7月29日

マレーシア航空、成田/コタキナバル線開設、10月末から?関空線は運休

マレーシア航空(MH)は10月28日から、成田/コタキナバル線を再開する。MHは2010年11月に羽田/コタキナバル線を開設し、成田/コタキナバル/クアラルンプール線をクアラルンプール直行便に変更。2012年2月に羽田線を運休後、東京/コタキナバル間は運航していなかった。

 MHによると、需要動向や、サバ州政府観光局やマレーシア政府観光局、日本旅行業協会(JATA)をはじめとした関係者の要望もあり、復活を決定。羽田線ではなく成田線を復活させた理由としては、羽田/マレーシア間の発着枠がすでに埋まっているためとした。羽田/マレーシア間は2009年に開催された2国間の航空当局間協議により、両国の航空企業でそれぞれ週7便まで運航可能としており、現在エアアジアX(D7)が週7便で羽田/クアラルンプール線を運航している。

 成田/コタキナバル線は月、木、土曜日の週3便で運航し、機材はボーイングB737-800型機を利用。ビジネスクラス16席、エコノミークラス144席の合計160席とした。

 ロードファクターの目標は75%。運航再開にあたり、コタキナバル自体の認知をさらに高め、継続した需要へと繋げたい考えだ。今後は今夏から大規模な消費者向け広告プロモーションを展開し、露出を高めていく。さらに、マーケティング活動も強化していくとした。

 また、成田線の復活に伴い、現在週2便で運航中の関空/コタキナバル線は10月24日を最後に運休。MHによると、市場の動向をふまえ路線の見直しをおこなった結果、運休を決定したという。