全日空、シカゴ線増便は9月から?MUC、SEA、SINにB787も
全日空(NH)は9月1日から、成田/シカゴ線をダブルデイリー化する。当初は6月の増便を予定していたが、ボーイングB787型機の運航停止により延期していた。増便により、アジア/北米間の接続需要も取り込み、ネットワークキャリアとしてのビジネスモデルをさらに強化するという。運航機材はB777-300ER型機。
また、9月から10月にかけて成田発着のミュンヘン、シアトル、シンガポールの各路線にボーイングB787型機を順次投入。ミュンヘンは9月1日、シアトルは9月20日、シンガポールは10月1日の予定だ。ミュンヘンとシアトルは長距離国際線用のB787型機を導入することで、全席が通路に面したフルフラットのビジネスクラスシート「ANA BUSINESS STAGGERED」が利用可能になるという。
このほか、成田/上海線では、現在週21便のうち7便をB777-200ER型機、14便をB767-300ER型機で運航しているが、9月30日以降はB767-300ER型機を投入している14便のうち7便をB777-300ER型機に変更する。
なお、NHではシカゴ線の増便を記念した期間限定割引運賃として、「エコ割プレミアム シカゴスペシャル」と「エコ割 シカゴスペシャル」を設定。例えば後者ではシカゴやボストン、オーランドなどについて6万2000円から設定。また、トロントやオタワは5万7000円から、フィラデルフィアは8万2000円からなどとしている。販売は7月5日から8月31日までで、日本出発対象期間は9月1日から9月30日まで。