エア・カナダ、羽田/トロント線就航へ、成田線は維持「検討中」 / 2013年10月17日

エア・カナダ、羽田/トロント線就航へ、成田線は維持「検討中」

エア・カナダ(AC)は国土交通省航空局に2014年夏季スケジュールでの羽田/トロント線を申請した。日本とカナダ間の航空交渉で認められた昼間時間帯発着枠を活用し、来年3月末からの就航に向けて準備を進行中だ。中国の杭州で開催中のショーケース・カナダ・アジア2013でAC日本支社長のワイス貴代氏が明らかにした。

 ワイス氏は「羽田線は首都圏だけでなく、地方からの乗り継ぎ需要が見込める。日本での売上を伸ばしていきたい」と話し、羽田線に期待を寄せた。機材はボーイングB777型機になる見込み。ACは2012年に深夜早朝枠を利用して羽田/バンクーバー線の就航を計画していたものの、十分な需要が見込めないことから中止した経緯がある。

 ACは成田線についても申請済み。ワイス氏によると、バンクーバー線とカルガリー線は週7便を維持し、トロント線については継続するか今後検討を進めていく。成田での際際乗り継ぎ需要については、羽田に乗り入れるアジアからの路線が今後増えることから「羽田でもその需要に応えることはできるのではないか」との考えだ。