クリミアの空港、全便運航中止 モスクワ発着便除き
ウクライナ南部クリミア(Crimea)自治共和国の首都シンフェロポリ(Simferopol)の主要空港で11日、親ロシア派の武装集団が、モスクワ(Moscow)発着便を除く、同空港発着の全航空便の運航中止を命じた。現場のAFP記者が伝えた。
武装集団は空港の管制塔を制圧。ウクライナの首都キエフ(Kiev)を11日に出発した航空機は着陸許可を拒否されたため、引き返しを余儀なくされた。
武装集団のメンバーの1人は、キエフからの活動家たちがクリミア入りするのを阻止するためにこの措置を取ったと語った。
武装集団は報道陣と空港職員との接触を阻止しているため、空港当局の談話は得られない状態にある。
ウクライナ国際航空(Ukraine International Airlines)はウェブサイト上で、キエフ・シンフェノポリ間の11・12両日の全フライトが「領空規制のため」欠航となったと発表している。©AFP