【パリ】フランス・オランダ系航空会社エールフランスKLM(AF.FR)のアレクサンドル・ドジュニアック最高経営責任者(CEO)は18日、パイロット組合のストライキによる純損失がこれまでに3000万〜4500万ユーロ(約41億〜63億円)に上ったことを明らかにした。
ドジュニアックCEOはフランスのラジオ局RMCのインタビューで、傘下のエールフランスが18日も6割の欠航を余儀なくされると話した。同様の影響が4日間続いている格好だ。
ストは来週22日に終了する予定だが、既に数千人もの旅行客がフランス国内外の空港に取り残される事態となっている。
ドジュニアックCEOによると、今回示した損失額は、ストで発生した費用から、欠航で燃料を消費しなかったことなどの節約分を差し引いた数字。
パイロット組合は、エールフランスがコスト削減を行う一方で傘下の格安航空トランサビアの事業を拡大する計画に反発している。