全日空、15年6月に成田/ヒューストン線開設?東南ア2路線増便も / 2014年12月13日

全日空(NH)は2015年夏ダイヤで、成田の国際線ネットワークのさらなる拡充をはかる。6月には成田/ヒューストン線を新規開設し、成田/シンガポール線を1日2便に増便。8月からは成田/バンコク線を1日2便に増やす計画で、関係当局への申請・認可が前提だ。航空券の予約・販売は12月17日から開始する。

全日空は、今春に羽田発着の国際線を大幅に拡充し、内際の乗継利便性を向上させることで羽田での国内ハブ空港機能の充実をはかってきた。また、ユナイテッド航空(UA)とのジョイントベンチャー(JV)を活用し、成田で北米/アジア間の相互乗継の利便性を考慮したダイヤで運航。成田での国際ハブ空港機能を充実させており、首都圏各空港の長所を活かした「デュアルハブモデル」を推進してきた。15年夏ダイヤでは成田の国際線ネットワークの拡充に力を入れ、国際ハブ空港としての機能強化をめざす。

 15年6月12日には、成田/ヒューストン線に1日1便で就航。NHとして北米9路線目となる。ヒューストンはUAにとって、米国南部唯一かつ北米最大規模のハブ空港。UAはヒューストンから米国南部エリアや中南米に幅広いネットワークを有しており、成田/ヒューストン線の就航により、日本とアジアから米国南部エリアや中南米へのアクセス利便性が向上するという。