デルタ航空(DL)は9月末で羽田/シアトル線を運休することを決めた。同路線は、先の冬ダイヤの運航頻度がほぼ運休状態であったことから、アメリカン航空(AA)とハワイアン航空(HA)から再配分を求める声が上がり、米国運輸省(DOT)が検討に着手。結果としてDLに発着枠を残すことが決まったものの、確実なデイリー運航を求める条件が付けられていた。
DLは米国時間6月17日に、DOTの最終決定に対する返信の形で運休決定のレターを提出。DL太平洋地区広報部によると、羽田/シアトル線は冬にレジャー需要が減少するが、今年の冬に向けて状況は「かなり改善」していたという。
しかし、特に旅客が見込めない期間もある中で、1週間程度の運休も認められない新条件は「あまりに厳しい」ものであると判断し、運休を決定したという。最終便はシアトル発が9月28日、羽田発が9月30日となる。
なお、DLでは今後もシアトルを国際線のハブ空港と位置付けていく方針で、成田/シアトル線のデイリー運航は継続。また、羽田/ロサンゼルス線も現行どおり運航していく。