韓国保健福祉省は4日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの
感染者が、新たに5人増えて計35人になったと明らかにした。
5人のうち3人は最初の感染者が入院した病棟の医療関係者や患者の家族らで、
残る2人は二次感染者と接触した医師や同じ病室の患者だった。
医療関係者への三次感染は、韓国での一連のMERS感染では初めて。
隔離対象者は約300人増え、1600人を超えた。
感染源は医療機関に限られているが、社会の不安は高まっており、
韓国教育省によると、ソウル近郊の京畿道()を中心に計703校が
予防対策として休校措置を取っている。
一方、韓国紙・中央日報によると、ソウル近郊・烏山(オサン)空軍基地の幹部(45)に感染の疑いがあり、
見舞いに行った約100人の軍関係者に隔離措置が取られた。
幹部は最初の感染者と同じ病院に入院していた。