日本航空(JL)と全日空(NH)が7月31日に発表した2015年お盆休み期間(2015年8月7日?8月16日)の予約状況で、2社合計の国際線予約人数は前年比8.3%増の53万1979人となった。
企業別に見ると、JLは座席数が0.6%増の29万9085席と前年並みだった一方、予約人数は4.9%増の26万8694人となり、予約率は3.7ポイント増の89.8%となった。NHは座席数が9.4%増の30万3448席で、予約人数が11.9%増の26万3285人だった結果、予約率は1.9ポイント増の86.8%となっている。NHは予約人数、座席数ともに約1割の伸びを示し、座席数ではJLを上回ったが、予約率についてはJLが上回った。
方面別の動向のうち予約数の伸び率では、JLは米大陸が21.6%増と大きく伸びたほか、東南アジアが7.0%増、中国が6.7%増と好調。NHは全方面で増加し、特にハワイが38.3%増、中国が15.9%増、北米が12.7%増と大きく伸びた。
また、方面別の予約率は、欧州がJLでは6.1ポイント増の95.1%、NHでは7.9ポイント増の93.9%となり、ともに1位に。また、JLは米大陸とグアムが94%台、ハワイも92.4%で、米国のデスティネーションが上位に並んだ。一方、NHはハワイが93.0%、中国が90.5%で続いた。