全日空、羽田 上海線増便、深夜早朝枠で 来年2月に1日3便化 / 2015年10月15日

全日空(NH)は2016年2月1日から羽田/上海線を増便し、1日3便で運航する。NHは現在、上海の虹橋空港に1日1便を運航しており、10月25日からは浦東空港に1日1便運航。2月からは深夜早朝枠を利用し、浦東へ1日1便を運航する。

今回の増便は、今年5月に日中の航空当局間でおこなわれた非公式協議で、羽田の深夜早朝時間帯において、中国のいずれかの都市へ両国が1日2便ずつ開設できるようになったことを受けたもの。増便によりNHの東京/上海線は1日6便となる。

 NHによると、中国の春節前の2月に深夜早朝便の運航を開始することで、需要の取り込みをめざす考え。現在運航している虹橋線は羽田を10時に出発し、虹橋に12時25分に到着する。10月25日からの便は羽田を18時30分出発し浦東に21時10分に到着。2月からの便は羽田を22時に出発し、翌日0時35分に到着するといい、異なるスケジュールで運航することで顧客の選択肢の拡充をはかる。2月の増便では中国からの訪日観光客と、日本発のビジネス需要を主なターゲットに設定。羽田以遠の乗継需要も見込む。 

 運航機材はボーイングB777-300型機で、ビジネスクラス70席、エコノミークラス153席の計223席。航空券の予約・販売は10月15日に開始する。運航スケジュールは以下の通り。


▽NH 羽田/上海(浦東)線運航スケジュール(増便分)
NH967便 HND 22時00分発/PVG 00時35分※翌日(デイリー)
NH968便 PVG 01時45分発/HND 05時25分着(デイリー)
※NH967便は2月1日から、NH968便は2月2日から運航