日本航空、成田/パリ線を期間運休、1月と2月に / 2015年12月16日

 日本航空(JL)は2016年1月12日から2月29日まで、一部の期間を除き成田/パリ線を期間運休する。11月13日に発生したパリの同時多発テロの影響による需要減を踏まえたもの。同社は成田、羽田/パリ線をそれぞれ1日1便で運航しているが、JLによれば成田線は平均搭乗率が4割、羽田線は6割まで減少。搭乗率が低い成田線を一時的に運休し、羽田に乗客を集約する考えで、羽田線は通常通り運航する。3月以降は現地の様子や需要動向などを勘案しながら「少なくとも1ヶ月前には決定する」見通しだ。

 期間運休の除外日は、1月20日、21日、22日、25日と、飛び石連休を踏まえた2月11日、12日、14日。JLでは公式ウェブサイトに減便の案内を掲載するとともに、該当する便を予約した乗客を対象に、羽田線への振り替えや、無料での払い戻しなどを実施。旅行会社経由での申し込みについては、旅行会社に問い合わせるよう呼びかけている。

 なお、成田線の運航機材はボーイングB787-8型機の「スカイスイート787」で、座席数はビジネスクラス38席、プレミアムエコノミークラス35席、エコノミークラス88席の計161席。羽田線の運航機材はボーイングB777-300ER型機の「スカイスイート777」で、座席数はファーストクラス8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー135席または147席の、計232席または計244席。