アメリカン航空(AA)はこのほど、プレミアムエコノミークラスを新設し、国際線のワイドボディ機に導入する計画を発表した。2016年後半に導入するボーイングB787-9型機や、17年に納入予定のエアバスA350型機に搭載する。また、16年後半から約3年間を費やし、B777-300ER型機、B777-200ER型機、B787-8型機、A330型機の全機に順次追加していく予定。なお、B767-300型機については退役を予定しているため、プレミアムエコノミーを追加しない。
AAでは、エコノミークラスの通常の座席よりもシートピッチを最大6インチ広げた「メインキャビンエクストラシート」を提供しているが、プレミアムエコノミーを設けるのは今回が初めて。同社によると、乗客からビジネスクラスとエコノミークラスの中間のサービスを提供するクラスを希望する声が挙がったことを受けて新設した。AAによれば時期は未定だが、日本路線にも投入するという。
プレミアムエコノミーの座席は革張りシートで、シートピッチは38インチ。オンデマンドの個人エンターテイメント設備、タッチスクリーン付きモニター、ノイズ軽減ヘッドホン、専用のアメニティキットや機内食なども用意した。また、乗客には優先チェックインや優先搭乗サービスを提供する。無料受託手荷物は2個までとした。