「春節」 中国人旅行者などで空港混雑 / 2016年2月 9日

中国などでは8日、旧暦の正月「春節」を迎えました。関西空港は旧正月の連休を日本で過ごそうという中国人旅行者などで混雑しています。

8日は旧暦の正月に当たり、中国や韓国、それに台湾などで前後の期間が連休になるため、関西空港の国際線の到着ロビーは中国からの旅行者などで混雑しています。家族旅行で台湾からきた40代の女性は「京都の神社で日本の文化に触れたり、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンで子どもたちと思う存分遊んだりしたいです」と話していました。

新関西空港会社によりますと、関西空港には8日の一日で海外から2万7600人が到着する見込みです。春節前後の今月5日から14日までの10日間に国際線を利用する人はおよそ55万人と予想され、去年の春節の時期よりもおよそ30%増え、過去最多になる見通しです。また、6日に台湾南部で起きた地震による減便なども出ていないということです。

新関西空港会社は、円安に加え格安航空会社の増便が相次いでいることなどが背景にあるとみていて、春節の期間中は関係機関と連携して出入国時の検査に当たる職員をふだんより増やすなどして、混雑を緩和したいとしています。