全日空(NH)とヤマト運輸は3月23日、東京と関西間で荷物を同日配送し旅行者が身軽に移動できるようにする「Same Day Delivery Service」の試験運用を開始した。主に訪日旅行者の利用を想定する。
サービスは東京と大阪、京都の指定ホテルに宿泊している旅行者が対象で、関東と関西の全域に荷物を送ることが可能。8時までの預け入れが条件で配達時間は同日18時以降だ。
料金は手荷物1個あたり2000円で、専用カバーを付ける。対象ホテルは東京ではハイアットリージェンシー東京とヒルトン東京、大阪と京都はANAクラウンプラザホテルを指定した。
NHとヤマト運輸は2012年8月から、日本国内で預かった荷物を海外のターンテーブルまで輸送する「手ぶらサービス」を提供してきたところで、今回の試験運用も利用者の声や利用件数などを分析した上で本格的に新サービスへと切り替えていく方針という。