全日空(NH)は2017年2月に成田/メキシコシティ線を開設する。1日1便を直行便で運航する予定で、関係当局の認可が前提。運航機材はボーイングB787-8型機を予定する。
メキシコシティはNHにとって42番目の国際線就航都市。NH広報部によれば、日本発の需要に加えてアジア発のビジネス需要も見込んでいるという。運航スケジュールなどについては調整中だ。
NHでは15年7月に「メキシコシティ営業支店」を開設し、マーケットの調査や開拓を進めてきた。同年6月には成田/ヒューストン線を開設し、ヒューストン経由でメキシコ国内の7都市に乗り継げるよう、ユナイテッド航空(UA)とのコードシェア便を設定。メキシコ就航に向けた準備を進めてきたという。
同社によれば、メキシコは日本を含む45ヶ国と自由貿易協定(FTA)を締結しており、日本による投資額は10年からの5年間で約2.7倍に、日系企業の進出数は約2倍に増加した。今後は環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の発効に伴い、両国間の経済連携はさらに深まるとの見通しだ。
なお、成田/メキシコシティ線はについてはアエロメヒコ航空(AM)が週4便で直行便を運航しており、6月1日からは週5便に増便する。