パリの労働法デモ、警察と衝突で40人負傷 エッフェル塔も閉鎖 / 2016年6月16日

フランスの首都パリ(Paris)で14日、政府の労働法改正に反対する大規模なデモが行われ、マスクを装着したデモ参加者らが機動隊と衝突、双方合わせて40人が負傷し、数十人が身柄を拘束された。

 マスクを装着した数百人のデモ参加者が治安部隊に物を投げ付け、市内各地で流血の事態が発生。同市南部では、暴徒化した人々を鎮圧するために警察が放水銃を使用した。警察によれば、負傷者には治安要員29人が含まれ、市内の道路では車両3台が放火された。

 政府が推進する労働法改正に反対するデモはフランス全土で行われ、合わせて数万人が参加。ストライキによってエッフェル塔(Eiffel Tower)は閉鎖され、交通機関の運行にも支障が出ている。